SAZABY (サザビー)

久美子さんは公務員だ。
そう言うと、はてな?と思うかもしれない。彼女が舞台に立つロシアのマリインスキー劇場は国立。所属しているバレエダンサー達も、実は公務員なのだ。

そんな踊れる公務員の生活は、とても忙しい。週のお休みは劇場が休館の月曜日のみ。それ以外は、午前中に基礎練習、午後には演目の振り付けで練習、夜は公演と、6日間踊り続ける。その他にも、夜は体のメンテナンスとして毎日欠かさず1時間のマッサージ。夜ごはんは食べない。とてもストイックに思える日々を過ごしている。それも全ては、踊るため。

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トゥシューズを脱いでる間

久美子さんは劇場から近い部屋をマリインスキー仲間の女性3人とシェアして暮らしている。街の中でもあり、日本より交通機関が安いロシアなのだけれども、オフの日はあまり外出しない。日本のDVD、それもあまり考えなくてもいいアニメなどを見ながら、インドア生活をしているそうだ。

ダンサー達にも、夏休みはある。いわゆるヴァカンスにあたる8月の約1ヶ月を、久美子さんは日本で過ごす。その時ばかりは友達や昔のバレエ団の人と会いに毎日出かける。もちろん、買い物にも。ロシアではファストファッションでも高いらしいので、この機会にまとめ買い。ファッションビルなどへはお母さんと出かけることもある。けれどお母さん曰く、そんな時は喧嘩ばかりしながら、なのだそうだ。

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気持ちが引き寄せる距離

自宅にいると奔放に振舞っている久美子さんだけど、やはり母親は心の支え。ロシアでは午前と午後の間、午後と夜の公演の間には必ず部屋に帰るが、そのタイミングで毎日実家に電話をしてくる。話すことは、「何してるの?」とか、とてもたわいもないこと。それでも、久美子さんがいつも頼りにしてくれていることが伝わってくる。何気ない会話でも、絆の表れた気持ちが、時差6時間の距離も近づける。

芸術の根付いた街

日本では羽を伸ばす久美子さんも、ロシアに戻ればまたストイックな日々。マリインスキーの公演は演目が1日や2日で変わることがよくあるという。その度に練習内容も変わる。目まぐるしさを想像すると、華やかさにも増して大変さの方が気になってしまう。けれど、その文化に携わっていることには大きなやり甲斐がある。それは、一般の人達に芸術が根付いているから、ということ。 バレエやクラシック音楽などに深い関心があり、尊敬の念を抱いている。マリインスキー劇場は歴史を遡れば19世紀にまで及ぶ、ロシアを代表する文化施設だ。例えばタクシーの運転手さんが久美子さんをマリインスキーの一員だと分かっただけで一目置いてもらえる、そんな環境がある。みんな自国の芸術に、誇りを持っているのだ。 これはこの地でバレエを踊ることが、とても光栄であることを、物語っている。

石井久美子 Kumiko Ishii

1994年東京生まれ。17歳でロシア ワガノワ・バレエ・アカデミーに入学、2013年卒業。
同年より日本人で初めてサンクトペテルブルグのマリインスキー・バレエの一員となる。

石井久美子オフィシャル

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